日本とデンマークでは、価値観・暮らしなど全てが異なり、刺激を受ける毎日です。
その中でも、一番視覚的に分かりやすい”違い”が景観。
北欧と言えば、おしゃれな家具や雑貨など”デザイン”のイメージを持つ方もいると思いますが、”デザイン”については「小物」だけではなくユニークな建築でも有名。特にデンマークは、日本から建築学科の学生が勉強のために集まる場所でもあり、今年は”世界建築会議”という建築の国際会議の会場にもなりました。
斬新なデザインの新しい建物が立ち並ぶ一方で、レンガ造りの古い建物が多く残っているのも事実です。
日本でも、かつては明治時代にレンガ造りの建物が建てられましたが
1.湿気の多い日本では、レンガ造りだと湿気がこもってしまう
2.関東大震災でレンガ造りの建物が壊滅
3.施工期間が短くて頑丈な”鉄筋コンクリートが好まれるようになった
などの理由から、レンガ造りの建物は少なくなってしまいました。
デンマークでは地震もないですし、レンガは耐久性があるため家が長持ちします。
一、二世代が住んだら家を建て直す日本とは違い、年数が経つほど価値が上がるデンマークの家。
今ではデンマークでも、新しい家を建てる時にレンガを使わないケースが増えてきているので、数十年後にはこの風景も変わっているのでしょうか…?